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STYLE WRAPPING vol.03 Jack-o'-Lantern Bag

カテゴリ : STYLE WRAPPING

Season story

ペーパーバッグがおばけかぼちゃに・・・!!

飾り付け例

10月31日はHalloween。ハロウィンといえば、おばけや魔女などに仮装して練り歩いたり、お菓子をもらったりと楽しいお祭りのイメージですね。そのはじまりはいつごろだったのでしょう・・。

今から2000年以上前のことです。アイルランドのケルト人たちの暦では1年の最後の日は10月31日でした。1年の収穫を祝い、また亡くなった人の霊が帰ってくる日ともされていました。その中には悪霊や魔女もいて、とても恐れられていたのです。悪い精霊や魔女を追い払うため、家の戸口に置いたろうそくが原点のようです。

では「Jack-o'-Lantern ジャック-オー-ランタン」とは何でしょう。「ちょうちんジャック」や「ランタン持ちのジャック」という意味ですが、なぜジャックなのでしょうか?

こんな言い伝えがあります。昔、のんだくれのジャックと呼ばれる男がいて、ケチで乱暴者で人をだますようなことばかりしていました。ある日、悪魔と出会ったジャック。悪魔はジャックの魂を取ろうとしますが逆にだまされ、2度と魂を取らないと約束させられてしまうのです。時が経ちジャックは死んでしまいますが、悪いことばかりしていたので天国へは行けません。といって悪魔との約束で地獄へ行くこともできません。悪魔から少しの火の塊をもらい、カブの中に入れ提灯(ランタン)を作り行く当てもなくさまよい続けている・・・。地獄へすら行けないことがこんなにも恐ろしいことなのですね。

制作過程1 制作過程2 paper bag jack-o'-lantern

本来アイルランドの人たちはカブでランタンを作っていましたが19世紀中頃、多くのアイルランド人がアメリカへ渡り、手に入りやすいカボチャで作られるようになりました。
今ではすっかり定着し、この時期カボチャをくりぬいたランタンが家々の玄関先に飾られ、子供たちは魔女やおばけの仮装でお菓子をもらいに訪ねます。

さあ、今年のハロウィンはペーパーバッグでおばけかぼちゃを作ってみませんか?いろいろなお菓子を詰めて配ったり、パーティーのおみやげにしても喜んでもらえます。大人も子供も一緒に楽しんでみましょう。

Happy Halloween !

How to make

step1

1. バッグの上部をクシュクシュっと寄せます。

step2

2. 寄せた部分にフローラテープを巻き、ヘタを作ります。

step3

3. 地巻きワイヤーにフローラテープを巻きます。

step4

4. テープは伸ばしながら巻いてください。

step5

5. 4のワイヤーをヘタ部分に巻きつけます。

step6

6. えんぴつなどに巻きつけるときれいな巻きが作れます。

step7

7. くるくると動きを作りましょう。

step8

8. 好みの紙で目鼻を作りバッグに貼ってできあがり!

Point Point image
  • バッグのサイズはどんなものでも作れます。
  • フローラテープは伸ばしながら使うと接着しやすくなります。
  • 小さなお子様のワイヤーの取り扱いにはご注意ください。
勢揃い

Plus one

テトラ型
Plus one 1 Plus one 2 Plus one 3 Plus one 4 Plus one 5 Plus one 6 Plus one 7 Plus one 8 Plus one 9
  1. 平袋の側面をふくらませ、OPPバッグに入れたお菓子たちを入れたら上部を2~3回折ってとめます。
  2. ラフィアを手に5~6回巻き、中央をモールでねじりとめます。
  3. 輪の部分をカットして、2で作った輪の中に差し入れます。
  4. 好みの紙で目鼻を作り、のりで貼ってできあがり!

日高麻由美

Wrapping & Photo: 日高麻由美

東京生まれ。
会社員を経て日本ディスプレイスクールにて店飾デザインを学んだ後、企画会社にてラッピングを中心に販売促進を担当。
現在はフリーランスとして企業や商工会議所等でラッピング提案・指導を務める一方、書籍の執筆などを行う。
暮らしの中で楽しむ様々なアイディアラッピングを得意とする。

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