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株主の皆様へ

株式会社シモジマ代表取締役社長の笠井義彦より、株主の皆さまへのご挨拶です。

代表取締役社長 笠井義彦

 株主の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

 第64期(2024年4月1日から2025年3月31日)の連結業績としましては、連結売上高は606億80百万円(前期比5.0%増)、連結営業利益は29億86百万円(前期比8.5%減)、連結経常利益は33億3百万円(前期比8.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億88百万円(前期比12.0%減)となりました。


 当期における我が国経済は、企業収益の改善や個人消費の持ち直しなどを背景に、緩やかな回復基調が続いています。一方で、米国の政策転換に伴う影響や、地政学的リスク、不安定な為替相場、原材料価格の高騰に起因する物価上昇などにより、景気の先行きには依然として不透明感が残っています。


 当社グループが属する業界においては、脱プラスチックの流れはますます加速しており、カーボンニュートラルや循環型社会を意識した環境配慮型商品の需要が拡大しています。

 

このような状況のもとで当社グループは、「“パッケージ×サービス”でお客様に元気を届けるトータルパートナーを目指す」と定めた長期ビジョンの実現に向けて、中期経営計画に沿った活動を継続しております。


 営業販売部門では、経済活動の回復を背景にした既製品の主力商品の拡販と共に、特注品の受注活動が活性化いたしました。また、環境配慮型商品の需要拡大もあり、売上は増加いたしました。


店舗販売部門では、イベント需要やインバウンド需要が売上増加に寄与いたしました。主要顧客の飲食店、小売店の業績が、調達コストの上昇に伴い伸び悩んだ影響を受けたものの、店舗外商の新規開拓が奏功し、全体的な売上は微増となりました。


通信販売部門では、引き続き好調を維持しています。「シモジマオンラインショップ」(当社ECサイト)において、「シモジマモール」への商品掲載点数が130万点に増加しました。また、WEB広告を強化した結果、サイトへの流入数も拡大し、売上は増加いたしました。


 これら各チャネルの販売活動効果により、グループ全体の売上は、過去最高額を更新いたしました。


 利益面では、売上が堅調に推移したものの、年間を通し円安及び原材料価格の高止まりが続いたことで粗利率が低下し、売上総利益が伸び悩みました。また、物流費及び人件費など販売費及び一般管理費の増加も相まって、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前年実績を下回る結果となりました。

 

 今後も当社の活動へのご理解とご協力を引き続き賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

2025年6月

代表取締役社長笠井 義彦