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株主の皆様へ

株式会社シモジマ代表取締役社長の笠井義彦より、株主の皆さまへのご挨拶です。

代表取締役社長 笠井義彦

株主の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

第62期事業報告書(2022年4月1日から2023年3月31日まで)をお届けするにあたり、ご挨拶を申し上げます。


第62期の連結業績としましては、当期の連結売上高は550億28百万円(前年同期比14.5%増)、連結営業利益は20億11百万円(前年同期は44百万円)、連結経常利益は23億88百万円(前年同期比527.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15億42百万円(前年同期は87百万円)となりました。


当連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染に対する行動規制を緩和するという政府方針のもと、正常化へ向かい始めました。しかしながら、地政学的リスクの高まりに加えてエネルギー価格や原材料価格の高止まり、為替や金利の振れ幅増大など、世界規模で不確実な要素が幾つも存在し、景気の先行きは不透明な状況が続きました。


当社グループが属する業界においては、2022年4月にプラスチック資源循環促進法が施行され、脱プラスチックの流れはますます加速することとなり、消費行動についてもインターネット通販市場の拡大や、催事・イベント関連資材の需要が回復するなど、引き続き大きく変化しています。

 

このような状況のもとで、当社グループは、「“パッケージ×サービス”でお客様に元気を届けるトータルパートナーを目指す」と定めた長期ビジョンの実現に向けて、中期経営計画に沿った活動を継続いたしました。


営業販売部門及び店舗販売部門では、既製品の主力商品や環境配慮型商品の拡販に努め、特注品の受注活動に注力いたしました。また、店舗外商活動にも力を入れ販路を拡大させました。加えて、経済活動の回復に伴い全国的に催事・イベント活動が復活してきたことを受けて関連する資材の需要が拡大したこともあり、売上は増加いたしました。


通信販売部門では、「シモジマオンラインショップ」において、会員数は順調に伸び、注文単価も上昇しました。飲食店向けのテイクアウト需要の伸びに加え、小売店向けの資材が回復、更にメーカー直送に特化した「シモジマモール」の出品社数や掲載商品点数が増えたこともあり、売上は増加いたしました。


これら各ルートの販売活動が活性化したことで、売上高は設立以来初めて500億円を突破し、過去最高額を計上いたしました。


利益面では、年間を通じて大幅に売上が伸びたことで、売上総利益が増加いたしましたほか、物流費をはじめとする販売費及び一般管理費を抑制する成果が表れたことで、各利益も前年同期比で増加いたしました。

 

今後も当社の活動へのご理解とご支援を引き続き賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

2023年6月

代表取締役社長笠井 義彦