ENJOY WRAPPING,ENJOY GIVING
株式会社シモジマ代表取締役社長の笠井義彦より、株主の皆さまへのご挨拶です。
株主の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
第63期事業報告書(2023年4月1日から2024年3月31日まで)をお届けするにあたり、ご挨拶を申し上げます。
第63期の連結業績としましては、連結売上高は577億94百万円(前期比5.0%増)、連結営業利益は32億62百万円(前期比62.2%増)、連結経常利益は36億23百万円(前期比51.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は23億72百万円(前期比53.8%増)となりました。
当連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルスの影響が薄れ、経済活動が活性化したことにより回復基調にあります。しかし、原材料やエネルギー価格の上昇などに起因した物価高、地政学リスクの増大、金利や為替の変動幅が拡大するなど、依然として景気の先行きは不透明な状況にあります。
当社グループが属する業界においては、脱プラスチックの流れはますます加速しています。インターネット通販市場の拡大や、催事・イベント関連資材の需要が回復するなど、消費行動は引続き大きく変化しています。
このような状況のもとで、当社グループは、「“パッケージ×サービス”でお客様に元気を届けるトータルパートナーを目指す」と定めた長期ビジョンの実現に向けて、中期経営計画に沿った活動を継続しております。
営業販売部門では、環境配慮型商品や既製品の主力商品の拡販と、特注品の受注活動に注力いたしました。全国的に催事・イベントが活発化したことにより、関連資材の需要が拡大し売上は増加いたしました。
店舗販売部門では、全国的な催事・イベント需要の回復に伴い、店内における関連資材の品揃えを充実させたことにより、売上は増加いたしました。
通信販売部門では、「シモジマオンラインショップ」において「シモジマモール」、「シモラボ」への商品掲載の勧誘を仕入先各社に対し活発化させたことで、掲載点数が100万点を超えました。この結果により会員数や購買額が増加したことで、売上は増加いたしました。
これら各チャネルの販売活動効果により、グループ全体の売上は、過去最高額を更新しました。
利益面では、主力商品の売上が伸びたことにより、売上総利益が増加いたしました。また、物流費をはじめとする販売費及び一般管理費の抑制効果も相まって、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前期比で大幅に増加いたしました。
今後も当社の活動へのご理解とご支援を引き続き賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年6月
代表取締役社長笠井 義彦