特許庁主催のイベントにENERFISHを出展!
シモジマは10月2日(木)~10日(金)の9日間、2025年大阪・関西万博にて特許庁主催のイベント「明日を変える知財のチカラ~想いを届ける、世界をよくする~」に、海と魚を守るレジ袋“ENERFISH”(エネルフィッシュ)を出展しました。
ENERFISHのデザインと商品名は商標登録されており、知的財産を活用した環境保全活動という点で特許庁の主催意図と合致し出展にいたりました。

魚を守る!海洋生分解性「ENERFISH」とは🐟
今回展示された“ENERFISH”とは、レジ袋に苦味成分デナトニウムを配合し、魚がレジ袋を誤食することを防ぐ商品です。
海洋において1年間で約90%が水と二酸化炭素に分解され、一般的なレジ袋と比較して焼却時のCO₂排出量を約30%削減することができます。
こちらの商品は、当時、洗足学園高等学校1年生だった学生チーム「FISHレスキュー隊」の発想をもとに開発されました。
魚と海を守る本商品は、“環境”や“海”関連のイベントでご使用いただいたり、海岸清掃時のごみ袋としても活躍しています!

鹿の胃の中で溶ける?! 新製品「ENERBAMBI」お披露目🦌
今回の展示では、新たに「ENERBAMBI」(エネルバンビ)の紹介もさせていただきました!
ENERBAMBIは、伏見樹脂株式会社と共同開発した、鹿の胃液で数週間のうちに分解がみられる生分解性レジ袋です。
ENERBAMBIは、デザイン商標登録済み、商品名は商標出願中です。
◆開発経緯
ENERFISHの次の展開として、魚だけではなく他の動物を守るレジ袋を開発したいと考えていました。
鹿が食べ物と間違えてレジ袋を誤食して、胃がレジ袋でふさがり栄養不足で亡くなっている事実があることが分かり、「鹿を守るレジ袋を開発したい!」という想いで研究を重ね、ついに形になりました。
◆成分内容
生分解性樹脂でできており、鹿の胃液で数週間のうちに分解がみられます。
微生物の働きで分子レベルまで分解し、最終的には水と二酸化炭素に分解される成分です。
土壌生分解性のため海洋での分解は進みにくいですが、酸性が強い場合は溶けることが実験によりみられました。
◆開発メンバーにおける困難エピソード
「胃液で分解がみられる原料を探すことに大変苦労しました。
何種類もの原料を配合し、どの組合せで効果があるのか地道に検証を行っていったので、かなりの時間と手間がかかりました。鹿の胃液の状態に合わせて温度を調整しながらの実験も難しかったです…!」
◆今後について
動物保護としてあらゆる生物に対応できるよう進めていき、同時に、環境保全やごみの削減にも繋げたいと考えております。
生物や環境に対する強い想いで開発した「ENERBAMBI」を、大阪・関西万博という注目されている場で初お披露目することができ、多くの方にご覧いただけて大変嬉しく思います。
ブースの様子
連日、お子さまからご年配の方まで幅広い世代の皆さまにお越しいただき、環境と生物にやさしい商品をより多くの方に知っていただく貴重な機会となりました。
ENERFISHとENERBAMBIにご興味をお持ちくださった方には、サンプルをお配りしました。実際にお手に取っていただくことで、環境や生物との関わりについて皆さまにも考えていただくきっかけとなっていれば嬉しく思います。
お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました!


知財によって守られているENERFISHとENERBAMBI。
今後も環境配慮型商品の開発・普及のほか、森林保全活動や資源の循環利用などの社会貢献を通じて、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けてまいります。
各種SNSのご案内
シモジマの環境への取組みや新商品の情報は、シモジマ各SNSでも発信中です。
ぜひフォローして最新の情報をご確認ください!

.jpg)


