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今話題のプラスチック問題を紐解く!私たちは何ができるのか?

日々の生活の中で必ず目にするプラスチック。

ペットボトルからビニール傘、ストロー、ラップ、弁当容器、レジ袋、パンの袋などパッケージのほとんどがプラスチックでできています。プラスチックは、従来の天然素材に代わり、わたしたちの暮らしの中に完全に定着しています。さらにプラスチックの特性を活かした製品はその特徴を十分に発揮してあらゆる生活分野および産業に貢献しています。もはや、プラスチックは私たちの生活には欠かせない存在となっています。

しかしその一方で、便利すぎるプラスチックが世界的に問題となっています。

目次

プラスチックのなにが問題?

プラスチックは、非常に強くて軽い、腐敗しない化学物質です。さらに汚染物質と親和性があるため、汚染物質を吸収するのが特徴です。

プラスチック製品は紫外線や物理的な摩耗によって割れて破片となり、微小なプラスチック粒子になります。この数mm以下、数μmm以下になったプラスチック(マイクロプラスチック、ナノプラスチック)は様々な過程を経て最終的に雨に流され、海へ流れ着きます。流れ着いたプラスチックは、いくら小さくなっても、分解してなくなることはありません。そのため、海のプラスチックゴミが増え続けおり、現在では、海に流出する量も最大推定量が年間1200万トンに及んでいると言われています。さらにプラスチックを海の中にいる生物が食べてしまう問題があります。その生物(例えば魚)の体にとってももちろん良くないですが、私たち人間が食べていることを忘れてはいけません。

世界のプラスチックを無くす動き(脱プラスチック)

2025年にはプラスチックが2015年の10倍になると言われており、2050年には海の中にあるプラスチックが海の中の魚の量を超える、とまで言われるほど深刻な問題となっています。

こうした問題から、世界ではプラスチックの規制を設けております。

【各国・取り組み内容】
イタリア:2011年から生分解性以外のレジ袋の使用を禁止
台湾:無料配布のレジ袋は生分解性の物に限る
UAE:使い捨て袋は生分解性を有するに限る
ブラジル:サンパウロ市ではレジ袋はバイオプラスチックに限る
豪州:各州(SA、TAS、NT、ACT州)では無料レジ袋の提供を禁止
イギリス:プラストロー、マドラー、綿棒の配布及び販売を禁止する計画
アメリカ:シアトル州ではプラスチックストローとカトラリーの使用禁止
インド:マハラシュート州での各種プラスチックの使用禁止
モンゴル:2019年3月からレジ袋の使用禁止

現状の日本の規制事情

前述のとおり、世界各国では少しでも多くプラスチックを無くすための規制をかけています。しかし日本では現在、行政から使用禁止を「強制された」企業はありません。もちろん個人に対しても同様です。

なぜ、規制がないかというと、現時点で決定的な代替素材や原材料がないこと、プラスチック規制をかけることにより、経済活動を失墜させるほどの強硬な姿勢をとることを望んでいない、という背景があります。

あくまでも、自主的にプラスチックを無くしていきましょう、というのが日本の現状です。

2018年6月にカナダで行われたG7(=主要国首脳会議)で海洋プラスチック廃棄物に関する「※G7海洋プラスチック憲章」が採択されましたが、日本は、協議時間の不足と、先進国以外の取り組みも必要との認識から承認を見送りました。
※使い捨てプラスチック製品の削減、2040年までのプラスチック容器のリサイクル率100%達成など、発生源対策を世界規模で促進するための行動宣言

既に脱プラスチックを宣言している企業

日本では現在、プラスチック規制が無いと記載しましたが国内では既に「脱プラスチック」にむけて取り組みを始めている企業もあります。

取り組み内容を見ていただくとわかりますが、どの企業も※3Rの考えを基に取り組んでいることがわかります。これから取り組もうと考えているかたにとっては一つの指標となるでしょう。

※3R(スリーアール):ごみを減らすための環境行動を表すキーワード
Reduce(リデュース):無駄なゴミの量をできるだけ少なくすること
Reuse(リユース):一度使ったものをゴミとしないで何度も使うこと
Recycle(リサイクル):使い終わったものをもう一度資源に戻して製品をつくること

【企業・取り組み内容】
株式会社良品計画:(Reduce)
2019年4月に開く銀座の店舗で買い物袋を原則として紙製にする。利用客の反応を見て他店への拡大を検討する。
すかいらーくグループ:(Reduce)
2020年までに国内外全業態で使い捨てプラストローの使用を"原則"禁止
DENNY'S:(Reduce)
2018年11月、ドリンクバー設置店舗40店舗でプラストローの提供を"原則"禁止
adidas:(Reduce&Recycle)
ショッピングバッグを全て古紙100%の紙袋に変更。現在もプラが使われている製品を紙素材への変更を実行中。
H&M:(Reduce)
2018年12月5日より国内全88店舗にてこれまでのポリ袋から紙袋に切り替え、有料にする。
1枚20円で販売し、原価を除いた額を自然環境保護団体WWFジャパンに寄与。更に2019年12月期の紙袋配布数を前年の半分にするという明確な目標も掲げている。

シモジマがお手伝いします

容器や包装、袋などは商品の保護や原材料の表示など様々な役割を果たしてくれます。しかし、ひとたびその役割を終えると廃棄物になることが少なくありません。
そのため私たちシモジマの容器や包装は、原材料にリサイクル素材や植物由来の有機資源、生分解性素材などを採用し、環境負荷の軽減に努めています。

シモジマオンラインショップでは、問題を解決するために環境商品を取り扱っております。ご興味のあるかたはぜひ覧ください。

シモジマオンラインショップ 環境商品を見る

最後に

不要なレジ袋は使わない、エコバッグを使う、マイボトルを持つ、などプラスチックを使わないように意識をするだけでプラスチックを減らことは誰にでもできます。プラスチックを無くすことは、自然環境だけではなく、最終的には、私たちの健康のためでもあります。

私たち消費者一人ひとりが意識することがもっとも大切なことだと私は思います。

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